2020年7月3日金曜日

4-24 広島二中原爆慰霊碑

4 広島二中原爆慰霊碑
(広島二中・・・広島県立広島第二中学校。現在の広島県立広島観音高等学校)

建立年月日
1961(昭和36)年8月6日
建立者
広島県立広島第二中学校戦災死者遺族委員会
形状
自然石の表面に、大きく「慰霊碑」、裏面に犠牲となった生徒・職員の名前が刻まれている。(高さ約1m、幅約4m)
建立の目的
戦災並びに原爆の犠牲となった生徒・職員の慰霊、鎮魂のため。
碑文
「戦災並に原爆にて死没された、元広島二中職員・生徒352名のなつかしい名簿をこの碑の裏面に記し永久の思い出と慰霊のよすがと致したいと思います。(昭和36年8月6日 遺族一同)」

特記事項
1. 広島二中の犠牲者
被爆当時、爆心地から600m、中島本町で建物疎開作業に従事していた生徒と職員は本川河岸に整列して訓示中に被爆し、ほとんどが即死、その多くは遺骨の判別も、拾い集めもできない状況でした。
1999(平成11)年の新聞社の追跡調査で、306人の被爆死が確認されています。 

2. 慰霊碑横の追悼歌碑
この碑の横に1953(昭和28)年8月6日建立の「追悼歌碑」が建てられています。
「なぐさめの言葉知らねばたゞ泣かむ 汝がおもかげといさをしのびて」(元県立広島二中校長 古田貞衛) 






広島原爆ドームの光と陰