48 広島ガス株式会社原爆犠牲者追憶之碑
【広島瓦斯株式会社原爆犠牲者追憶之碑】
1. 建立年月日
1967(昭和42)年8月2日
2. 建立者
広島ガス株式会社
3. 形状
高さ約2m、直径約1mの黒みかげ石造りで、円筒形の台の上にガス灯5基がともる。
4. 建立の目的
全社員の犠牲者に対する祈りと平和の願いを込め建立された。
碑文
「原爆犠牲者追憶之碑 1945年8月6日被爆 広島瓦斯株式会社」
特記事項
1. 広島ガス株式会社本社建物の被災状況
同社の本社は、現在、追憶之碑が建つ場所にあり、爆心地から約250mの近い距離で、地上3階・地下1階建ての鉄筋コンクリート及びレンガ造りの建物は、すさまじい爆風により各階の床と天井が崩れ落ち、西側の一部を残して崩壊しました。
2. 広島ガス株式会社社員の被災状況
同社の義勇隊員34人は、天神町(てんじんまち)・木挽町(こびきちょう)方面の建物疎開作業に出動中に全員死亡しました。
本社建物内にいた35人は数人を除き即死で、かろうじて生きのびた人もその後亡くなり全員死亡しました。また、当日、中国地方におけるガス事業統合のための会議に出席していた中国5県の他のガス会社の役員10人も犠牲になりました。
3. 星野村「平和の火」と平和記念公園「平和の灯(ともしび)」を点火
2007(平成19)年8月6日、原爆投下後の残り火を燃やし続けている福岡県星野村の「平和の火」と、平和記念公園で採火した「平和の灯」を譲り受け、2つの火を合わせてガス灯に点火しました。