2020年7月3日金曜日

27 広島平和記念資料館

27 広島平和記念資料館

開館年月日
1955(昭和30)年8月24日
改修・建替年月日
1991(平成3)年8月(本館)改修
1994(平成6)年6月(東館)建替 
建立者 広島市
設計者
丹下健三、浅田孝(たかし)、大谷(おおたに)幸夫(さちお)、 木村徳国(のりくに)
形状
東館:地上3階地下1階建  延床面積 10,098m2
本館:地上2階一部中3階建  延床面積 1,615m2
ピロティー式の本館下の空間は、廃墟の中から立ち上がる人間の力強さを表わしたいという考えが込められている。 

特記事項
1. 広島平和記念資料館の歩み
1949(昭和24)年9月、広島市中央公民館に「原爆参考資料陳列室」が設置され、原爆被災資料の展示が始まりました。また、同年公布された「広島平和記念都市建設法」に基づき、平和記念公園の中に、1955(昭和30)年6月に平和記念館が、8月に平和記念資料館が開館しました。1994(平成6)年6月、展示・収蔵機能や平和学習の場を充実するため、平和記念館を建替え、2館を一体化した新たな「平和記念資料館」として開館し、現在に至っています。
2006(平成18)年7月5日には、平和記念資料館の本館部分が国の重要文化財に指定されました。戦後建築としては初めての重要文化財となります。 

2. 東館
被爆前と被爆後の広島、広島に原爆が投下された経緯、核時代の現状や広島市の平和への取り組みについて模型や映像、写真パネルなどで紹介しています。また、原爆記録映画の視聴ができるビデオシアターがあるほか、地下には「市民が描いた原爆の絵」などの展示室、修学旅行生が被爆体験者の証言を聞くことができるホールや会議室、原爆・平和に関する図書などを閲覧できる情報資料室が設置してあります。 

3. 本館
原爆の熱線、爆風、放射線、高熱火災のすさまじさを物語る被爆者の遺品や被爆資料を展示し、1945(昭和20)年8月6日、広島に何が起こったのかを伝えています。また、被爆者による証言の視聴や来館者が感想や平和へのメッセージを記入するコーナーもあります。 




広島原爆ドームの光と陰