15-20 平和の泉
建立年月日
1960(昭和35)年9月1日
建立者
広島青年会議所
形状
高さ1m、幅4mの大谷(おおや)石の壁、その左端にある陶製のライオンの口から水がしたたり落ちている。
建設の目的
原爆犠牲者が、死に臨みわずかの“水”でも求めた姿を想起するとともに、訪れた人の渇きをいやし、平和の尊さを訴えるため。
文字版
「平和の泉 昭和35年9月 広島青年会議所創立10周年記念施設」
特記事項
1. 流れ続ける水
ライオンの口から絶えることなく流れる水は、苦しみの中に与えられてはならないといわれた“水”を求めて、もだえた人々の思いをいつまでも伝え続けています。
2. 訪れる人への配慮
壁面にライオンの首に模した陶器の水の出口を取り付けたのは、旅行中の子どもたちの水筒の便を計ったものです。また、床に高低を作ったのも、身長にかかわらず立飲みできるように考えてのことです。
3. 建立の経緯
広島青年会議所が創立10周年記念事業の一環として建設し、広島市に寄贈しました。